トップページ > お知らせ
お知らせ
【蔵本達也のドイツ社会人留学リポート】Vol.16 ドイツで活躍する女子日本代表ハンドボール選手
スタッフブログ2024/01/23
皆さんこんにちは。
あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。
最近、ドイツ人の友人から、「何で日本人はそんなに働くんだ?」と毎回聞かれます。その都度私は「別にこれくらい普通だよ!」と言いますが、ドイツ人には日本の働き方は理解できないようです。ドイツ人から見ると日本人は会社の為に働いている人が多い印象ですが、ドイツ人はほとんどの人がそうではありません。自分の人生の為に働いている人がほとんどです。そして、Urlaub (有休)をとても大切にしています。ドイツ人は年間約30日くらい有休があり、ほとんど年内に全てを使い切ることができます。また風邪で仕事を休む際も、お医者さんの診断書があれば有休からではなく、特別休暇扱いになります。そのため有休は、3週間まるまる使って旅行に行ったり、家族と過ごしたりと、自分の趣味に使う人がほとんどです。そしてドイツではお客様と従業員は、ほとんど平等という考え方です。日本では極力お客様を優先して、お店・従業員側は立場が低いという印象を持たれる方が多いと思います。その点においても日本とドイツではかなり違います。日本のおもてなし文化はとても素晴らしいですが、ドイツの「働き方」や「お客様と従業員は同じ立場」という点はとても魅力的だと思います。また子供手当に関しても、ドイツは子どもが18歳になるまで毎月250€(約35,000円)が支給されます。 大学へ進学した際はさらに25歳まで受給資格が延長されます。 日本は子ども1人につき、3歳未満には月額15,000円、3歳以上から中学生までには月額10,000円が支給となっています。この点についてもドイツはかなり待遇が良いと思っています。でも日本には日本の良いところがたくさんあります。日本のおもてなしの心を持ってドイツでお客様と接すると、とても喜ばれて満足してくれます。これは、日本人が海外で働きやすい点の一つだと思います。
このようにドイツは素晴らしい点もありますが、街はゴミがたくさん落ちていて汚かったり、冬は日照時間が短く天気も悪いし、食べ物は日本ほど美味しくなかったり、公共交通機関は時間通りに来ないしと好きではないところや、日本の方が良い点も多々あります。海外で生活していると、日本を外から見ることができるので、良い面も良くない面も、他国と比較することができます!
さて今回は、現在サポートさせていただいている、女子日本代表ハンドボール選手のエース佐々木春乃選手について書いていこうと思っています。佐々木選手とは、去年の10月から個人契約をさせていただいており、週に一度のケアとトレーニング指導にてサポートしています。彼女は現在ドイツ、ドルトムントのボルシア・ドルトムントに加入しています。簡単に紹介をしておきます。佐々木選手は富山県出身で、得点能力が高く、ロングシュートが得意で、レフトバックのエースポジションを務める期待の選手です。身長172cmで長い腕をいかして広い範囲を守れ、守備でも活躍できる選手です。
今回の第26回女子世界選手権(2023年11月29日〜12月27日)ではヨーロッパの強豪相手に臆することなく、惜しくも1点差でドイツ、2点差でポーランドに敗れましたが、イラン、セルビア相手に勝利し、世界的強豪国のデンマーク相手には1点差で勝利!しかし、ルーマニア相手に4点差で負け、結果は32ヶ国中17位。
1点差や2点差でも勝ちきれない勝負弱さが、これからの課題として挙げられていました。しかし、収穫部分も多く、世界との差はそれほど感じず戦うことができたと言われていました。しっかり勝ちきる、その為に今出来ることは、個人的に当たり負けしない身体作りをすること、瞬発的な力をつけることと言われ、現在必死にトレーニングに取り組まれています。個々の能力を今以上にレベルアップさせて、怪我をせず、パフォーマンスを高めていってもらいたいと思います。これからは4月11日から行われるパリオリンピック出場権利獲得に向けて、今後とも最大限サポートさせていただきます。皆様も応援よろしくお願い致します。
佐々木 春乃選手の経歴
堀川LHC-堀川中学校-高岡向陵高校-大阪体育大学-北國銀行-Borussia Dortmund
あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。
最近、ドイツ人の友人から、「何で日本人はそんなに働くんだ?」と毎回聞かれます。その都度私は「別にこれくらい普通だよ!」と言いますが、ドイツ人には日本の働き方は理解できないようです。ドイツ人から見ると日本人は会社の為に働いている人が多い印象ですが、ドイツ人はほとんどの人がそうではありません。自分の人生の為に働いている人がほとんどです。そして、Urlaub (有休)をとても大切にしています。ドイツ人は年間約30日くらい有休があり、ほとんど年内に全てを使い切ることができます。また風邪で仕事を休む際も、お医者さんの診断書があれば有休からではなく、特別休暇扱いになります。そのため有休は、3週間まるまる使って旅行に行ったり、家族と過ごしたりと、自分の趣味に使う人がほとんどです。そしてドイツではお客様と従業員は、ほとんど平等という考え方です。日本では極力お客様を優先して、お店・従業員側は立場が低いという印象を持たれる方が多いと思います。その点においても日本とドイツではかなり違います。日本のおもてなし文化はとても素晴らしいですが、ドイツの「働き方」や「お客様と従業員は同じ立場」という点はとても魅力的だと思います。また子供手当に関しても、ドイツは子どもが18歳になるまで毎月250€(約35,000円)が支給されます。 大学へ進学した際はさらに25歳まで受給資格が延長されます。 日本は子ども1人につき、3歳未満には月額15,000円、3歳以上から中学生までには月額10,000円が支給となっています。この点についてもドイツはかなり待遇が良いと思っています。でも日本には日本の良いところがたくさんあります。日本のおもてなしの心を持ってドイツでお客様と接すると、とても喜ばれて満足してくれます。これは、日本人が海外で働きやすい点の一つだと思います。
このようにドイツは素晴らしい点もありますが、街はゴミがたくさん落ちていて汚かったり、冬は日照時間が短く天気も悪いし、食べ物は日本ほど美味しくなかったり、公共交通機関は時間通りに来ないしと好きではないところや、日本の方が良い点も多々あります。海外で生活していると、日本を外から見ることができるので、良い面も良くない面も、他国と比較することができます!
さて今回は、現在サポートさせていただいている、女子日本代表ハンドボール選手のエース佐々木春乃選手について書いていこうと思っています。佐々木選手とは、去年の10月から個人契約をさせていただいており、週に一度のケアとトレーニング指導にてサポートしています。彼女は現在ドイツ、ドルトムントのボルシア・ドルトムントに加入しています。簡単に紹介をしておきます。佐々木選手は富山県出身で、得点能力が高く、ロングシュートが得意で、レフトバックのエースポジションを務める期待の選手です。身長172cmで長い腕をいかして広い範囲を守れ、守備でも活躍できる選手です。
今回の第26回女子世界選手権(2023年11月29日〜12月27日)ではヨーロッパの強豪相手に臆することなく、惜しくも1点差でドイツ、2点差でポーランドに敗れましたが、イラン、セルビア相手に勝利し、世界的強豪国のデンマーク相手には1点差で勝利!しかし、ルーマニア相手に4点差で負け、結果は32ヶ国中17位。
1点差や2点差でも勝ちきれない勝負弱さが、これからの課題として挙げられていました。しかし、収穫部分も多く、世界との差はそれほど感じず戦うことができたと言われていました。しっかり勝ちきる、その為に今出来ることは、個人的に当たり負けしない身体作りをすること、瞬発的な力をつけることと言われ、現在必死にトレーニングに取り組まれています。個々の能力を今以上にレベルアップさせて、怪我をせず、パフォーマンスを高めていってもらいたいと思います。これからは4月11日から行われるパリオリンピック出場権利獲得に向けて、今後とも最大限サポートさせていただきます。皆様も応援よろしくお願い致します。
佐々木 春乃選手の経歴
堀川LHC-堀川中学校-高岡向陵高校-大阪体育大学-北國銀行-Borussia Dortmund