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ストレングス&コンディショニングコラム
№6「3つの柱と3つの橋 ~2本の足で立ち、2本の足で動くということ~」
2020/12/23
ヒトがヒトであるゆえんは、「2本の足で立ち、2本の足で歩く」ことだと言われることがあります。
そこには、単純でありながら精巧な仕組みがあります。
今回は、この人体の素晴らしい構造についてお話ししたいと思います。
実は2本の足、つまり2点で支持するというのはかなり至難な業なのです。
現に机や椅子は倍の4本の足(4点支持)でバランスを取っていまし、多くの動物も四足獣ですよね。
また、カメラの三脚は文字通り3つの支点で立っています。
つまり安定して立つには、少なくとも3点の指示が必要という事になってきます。
では、なぜヒトは2本の足で容易に安定して立っていられるのでしょうか?
それがヒトの足の巧妙な仕組みの1つ目になります。
ヒトの足には「かかと」、「母指球(親指の付け根のふくらみ)」、「小指球(小指の付け根のふくらみ)」という3つの高まりがあります。
この3つの高まりがそれぞれ1本の柱として働くことで、1つの足の裏に3つの柱を作ってくれます。
3つの柱を支点にすることで、2本の足、さらには1本の足でも安定して立つことができるのです。
そして、3つの橋をつなぐように足には3つの橋が架かっています。
これがもう1つのヒトの足の重要な仕組みで、この橋があることで、さらに2本の足を効果的に使うことを可能にしています。
もっとも有名なものは、「かかと」と「母指球」をつなぐ「内側縦アーチ」で一般的に土踏まずと呼ばれています。
さらに「かかと」と「小指球」をつなげる「外側縦アーチ」と、「母指球」と「小指球」をつなげる「横アーチ」という橋が架かっています。
内側縦アーチはまっすぐ立って体重を支えているときのバランス、歩行時の着地の際の衝撃吸収や地面を蹴り出す時のバネのような働きをしてくれます。
外側縦アーチは左右の動揺やねじれの動揺に対するバランス、つまり方向転換などで踏ん張るときに重要な働きを担っています。
横アーチは前後の動揺に対するバランスや歩行時に立ち止まる際に働いてくれています。
私たちヒトの足はこのシンプルかつ効率的な構造を使って生活をしています。
皆さんは3つの柱と3つの橋を上手に使って立って、歩いていますか?
自分が3点で立てているか是非確認してみて下さい!
健康運動指導士
CSCS
髙橋 大輔
そこには、単純でありながら精巧な仕組みがあります。
今回は、この人体の素晴らしい構造についてお話ししたいと思います。
実は2本の足、つまり2点で支持するというのはかなり至難な業なのです。
現に机や椅子は倍の4本の足(4点支持)でバランスを取っていまし、多くの動物も四足獣ですよね。
また、カメラの三脚は文字通り3つの支点で立っています。
つまり安定して立つには、少なくとも3点の指示が必要という事になってきます。
では、なぜヒトは2本の足で容易に安定して立っていられるのでしょうか?
それがヒトの足の巧妙な仕組みの1つ目になります。
ヒトの足には「かかと」、「母指球(親指の付け根のふくらみ)」、「小指球(小指の付け根のふくらみ)」という3つの高まりがあります。
この3つの高まりがそれぞれ1本の柱として働くことで、1つの足の裏に3つの柱を作ってくれます。
3つの柱を支点にすることで、2本の足、さらには1本の足でも安定して立つことができるのです。
そして、3つの橋をつなぐように足には3つの橋が架かっています。
これがもう1つのヒトの足の重要な仕組みで、この橋があることで、さらに2本の足を効果的に使うことを可能にしています。
もっとも有名なものは、「かかと」と「母指球」をつなぐ「内側縦アーチ」で一般的に土踏まずと呼ばれています。
さらに「かかと」と「小指球」をつなげる「外側縦アーチ」と、「母指球」と「小指球」をつなげる「横アーチ」という橋が架かっています。
内側縦アーチはまっすぐ立って体重を支えているときのバランス、歩行時の着地の際の衝撃吸収や地面を蹴り出す時のバネのような働きをしてくれます。
外側縦アーチは左右の動揺やねじれの動揺に対するバランス、つまり方向転換などで踏ん張るときに重要な働きを担っています。
横アーチは前後の動揺に対するバランスや歩行時に立ち止まる際に働いてくれています。
私たちヒトの足はこのシンプルかつ効率的な構造を使って生活をしています。
皆さんは3つの柱と3つの橋を上手に使って立って、歩いていますか?
自分が3点で立てているか是非確認してみて下さい!
健康運動指導士
CSCS
髙橋 大輔