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【蔵本達也のドイツ社会人留学リポート】Vol.3 SCフォルトゥナ・ケルンのチーム事情について
スタッフブログ2022/12/24
ドイツに来て8ヶ月が経ちました。
周りの環境にも慣れてきましたが、ドイツ語の難しさを痛感しております。しかし、日々ドイツ語を使って、なんとかコミュニケーションをとっています。
今回は私が行っている、SCフォルトゥナ・ケルンの内部について少し紹介したいと思います。なお、SCフォルトゥナ・ケルンの歴史については、前回の記事でご紹介していますので、まだ読まれていない方はぜひ!そちらの記事もご覧ください。
(2軍が使用するコート)
(2軍の試合観戦の様子)
(2軍の試合観戦の様子)
ここのチームに来て数ヶ月が経ちましたが、現在私は2軍以下のチームを担当しています。契約はまだできておらず、試用期間として配属されています。2軍は、U-23、U-19、U-17がメインになります。U-23に関しては、Ober Liga(オーバーリーガ) という5部に所属して、リーグは中盤ですが、現在18チーム中11位の位置です。最終節で12位以下のチームは6部に降格となります。また、U-17に関しては、NRW州(※1)でブンデスリーガに所属しています。
(※1)ノルトライン・ヴェストファーレン州=ドイツの16ある連邦州のひとつで州都デュッセルドルフをはじめ、ケルン、ドルトムント、エッセイ、西ドイツの首都であったボンも州内に含まれます。
同じリーグにブンデスリーガ1部のFCケルンやFCシャルケ04、ドルトムント、レバークーゼン、VFL BOCHUM 1848などがいます。現在は16チーム中14位と厳しい戦いが続いております。このリーグは12位以下のチームは下位のリーグに降格となります。私は主にU-17の選手を見る機会が多く、サッカー面では日本と比べるとかなりフィジカル面で激しい印象があります。試合に関してもカードの枚数が多く、ラフプレーギリギリの所で戦っているなという印象がありました。しかし巧さでいうと、日本は負けていないと思います。ボールコントロールやドリブルに関しては日本の方が上ではないかと思いました。
FCフォルトゥナ・ケルンの2軍以下のフィジオは4人いますが、4人ともまだAusbildung (アウスビルディング)という見習いの人たちです。Ausbildung とは、就業のために必要となる理論と実務を並行して学ぶというコンセプトの教育システムのことです。ドイツ・オーストリアなどヨーロッパの一部の国にしかない珍しいシステムです。
職業訓練生はドイツ語で「Azubi(アズビィ)」と呼ばれ、週に1日・2日職業校に通い授業を受け、残りの勤務日は店や会社で働き、実務経験を積むこととなります。通常ドイツでは15歳までの義務教育を終えた人は、大学進学に向けてギムナジウムの上級に進むか、Ausbildungを受けるかのいずれかを選択することとなります。教育に関しては日本と異なる点が多いと感じました。特にドイツの授業料(学校費用)に関しては日本に比べ、自己負担額が少ないのが特徴です。
ここSC・フォルトゥナケルンの2軍のフィジオの役割としては、個室に待機して、そこに選手たちが必要であれば来て、施術を受けるという流れです。試合ではベンチに入り、テーピングを巻いたり、応急処置をしたり、試合後のケアをしたりと、それほど日本と変わりません。
(選手が治療やケアをする控え室)
私が選手のケアや施術、テーピングをしていると、同僚は凄く興味を持って質問してきます。今は同僚に、日本で身につけた技術や知識を伝えています。また選手の反応は凄くいいです。寛田クリニックでの教育や今まで先輩方に教えてもらったことが凄く活きているので、今後はもっと上のカテゴリーで挑戦したいと思います。まだ始めたばかりで選手に説明するのもとても大変ですが、言葉がわからなくても知っている単語を使ったり、調べながらですが、頑張って諦めず伝えようと努力しています。海外では単語が多少違っていても伝えようとする姿勢がとても重要です。まだ契約のサインはできていないので、今後は自分から契約の話を持ち込みます。ドイツでは待っていても何も始まりません。少々強引な方がいいと現地の日本人に教えてもらいました。今後も少しでも上のカテゴリーで活動できるように日々成長していきます。
(クラブハウス)
ここでは選手やサポーターが飲食をする場所です。
もちろんビールやソーセージもあります。
周りの環境にも慣れてきましたが、ドイツ語の難しさを痛感しております。しかし、日々ドイツ語を使って、なんとかコミュニケーションをとっています。
今回は私が行っている、SCフォルトゥナ・ケルンの内部について少し紹介したいと思います。なお、SCフォルトゥナ・ケルンの歴史については、前回の記事でご紹介していますので、まだ読まれていない方はぜひ!そちらの記事もご覧ください。
(2軍が使用するコート)
(2軍の試合観戦の様子)
(2軍の試合観戦の様子)
ここのチームに来て数ヶ月が経ちましたが、現在私は2軍以下のチームを担当しています。契約はまだできておらず、試用期間として配属されています。2軍は、U-23、U-19、U-17がメインになります。U-23に関しては、Ober Liga(オーバーリーガ) という5部に所属して、リーグは中盤ですが、現在18チーム中11位の位置です。最終節で12位以下のチームは6部に降格となります。また、U-17に関しては、NRW州(※1)でブンデスリーガに所属しています。
(※1)ノルトライン・ヴェストファーレン州=ドイツの16ある連邦州のひとつで州都デュッセルドルフをはじめ、ケルン、ドルトムント、エッセイ、西ドイツの首都であったボンも州内に含まれます。
同じリーグにブンデスリーガ1部のFCケルンやFCシャルケ04、ドルトムント、レバークーゼン、VFL BOCHUM 1848などがいます。現在は16チーム中14位と厳しい戦いが続いております。このリーグは12位以下のチームは下位のリーグに降格となります。私は主にU-17の選手を見る機会が多く、サッカー面では日本と比べるとかなりフィジカル面で激しい印象があります。試合に関してもカードの枚数が多く、ラフプレーギリギリの所で戦っているなという印象がありました。しかし巧さでいうと、日本は負けていないと思います。ボールコントロールやドリブルに関しては日本の方が上ではないかと思いました。
FCフォルトゥナ・ケルンの2軍以下のフィジオは4人いますが、4人ともまだAusbildung (アウスビルディング)という見習いの人たちです。Ausbildung とは、就業のために必要となる理論と実務を並行して学ぶというコンセプトの教育システムのことです。ドイツ・オーストリアなどヨーロッパの一部の国にしかない珍しいシステムです。
職業訓練生はドイツ語で「Azubi(アズビィ)」と呼ばれ、週に1日・2日職業校に通い授業を受け、残りの勤務日は店や会社で働き、実務経験を積むこととなります。通常ドイツでは15歳までの義務教育を終えた人は、大学進学に向けてギムナジウムの上級に進むか、Ausbildungを受けるかのいずれかを選択することとなります。教育に関しては日本と異なる点が多いと感じました。特にドイツの授業料(学校費用)に関しては日本に比べ、自己負担額が少ないのが特徴です。
ここSC・フォルトゥナケルンの2軍のフィジオの役割としては、個室に待機して、そこに選手たちが必要であれば来て、施術を受けるという流れです。試合ではベンチに入り、テーピングを巻いたり、応急処置をしたり、試合後のケアをしたりと、それほど日本と変わりません。
(選手が治療やケアをする控え室)
私が選手のケアや施術、テーピングをしていると、同僚は凄く興味を持って質問してきます。今は同僚に、日本で身につけた技術や知識を伝えています。また選手の反応は凄くいいです。寛田クリニックでの教育や今まで先輩方に教えてもらったことが凄く活きているので、今後はもっと上のカテゴリーで挑戦したいと思います。まだ始めたばかりで選手に説明するのもとても大変ですが、言葉がわからなくても知っている単語を使ったり、調べながらですが、頑張って諦めず伝えようと努力しています。海外では単語が多少違っていても伝えようとする姿勢がとても重要です。まだ契約のサインはできていないので、今後は自分から契約の話を持ち込みます。ドイツでは待っていても何も始まりません。少々強引な方がいいと現地の日本人に教えてもらいました。今後も少しでも上のカテゴリーで活動できるように日々成長していきます。
(クラブハウス)
ここでは選手やサポーターが飲食をする場所です。