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第二期 vol.1 すべての競技におけるパフォーマンスの土台を作る
ストレングス&コンディショニングコラム2012/01/23
パフォーマンスの土台
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ジュニア選手が中学校から高校、高校から大学・社会人へと進んでいくとき、そこには移行期間が生まれる。それまでの競技活動から引退してから新たなカテゴリーで活動を始めるまでの期間は、競技からいったん離れることになり、選手にとってはデメリットとなる場合が多い。この期間に適切なトレーニングを行わなければ、本来のパフォーマンスを発揮することができなくなるばかりか、上位の競技レベルに体力が伴わずケガをする原因にもなる。
この移行期間を有意義なものにするべく、飛翔会がこの秋に設けたのが『トランジションセミナー』だ。選手や保護者の要望を受け、ケアウイング曙で11年11月から始まったセミナーで、初年度はバスケットボール部を引退した中学3年生を対象にスタートした。指導に当たる髙橋大輔さんは「移行期間を『自分の体を見つめる時間』にしてもらい、選手たちを自立させることが大きな目的」とする。単なるトレーニング指導ではなく、正しい身体の使い方を改めて体に覚えさせたり、ストレッチなどケアの意識向上に取り組んだり、栄養指導も行うなど、ジュニア世代に必要な要素に注目しトータル的に身体作りをサポートする。
「どんな競技にも共通する、パフォーマンスの土台となる部分を正しく作り直します。身体を強くすることも重要ですが、ケガをしない身体作りも大切です」と髙橋さん。来年以降は指導する学年の範囲も広げるなど、積極的に押し進める予定だ。ジュニア選手のパフォーマンスに、『トランジションセミナー』は新しい角度から貢献している。
ストレングス&コンディショニングコラムは元男子バレーボール日本代表フィジカルコーチ 大石 博暁を始めとした、
飛翔会グループの経験豊富なスタッフが、トレーニングについて分りやすく解説します。