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オーストラリア・シドニーで開催された車いすテニス大会に帯同してきました!

 スタッフブログ

2016/02/16


 1月12日(火)~16日(土)の4日間、オーストラリア・シドニーで開催された車いすテニス大会に帯同してきました!



 車いすテニスとは、車いすに乗って行うテニスであり、障害者のスポーツの一つです。



 通常のテニスとの違いは2バウンドまでの返球が認められていることで、その他のルールはテニスと変わりません。



 車いすを駆動しながらのプレーなので、健常選手の試合では味わえないダイナミックなチェアワークも魅力の一つです。



 この大会(シドニーオープン)には、16カ国から88名の選手が参加し、日本からはリオデジャネイロ・パラリンピックを目指す14名の選手が出場していました。



 今回は、一般社団法人日本車いすテニス協会よりコーチ1名、トレーナー3名の派遣があり、帯同には日本人選手のケア・コンディショニングサポートによる競技力の向上はもちろんですが、コーチ・トレーナーの育成といった目的も含まれていました。



 会場のオリンピックパークでは、健常選手のテニス大会と同時に開催され、一般の観客が多く訪れていましたが、車いすの選手にも配慮された環境整備がなされているのが印象的でした。



 この時期のシドニーは、日本とは反対の真夏の気候で、大会初日から選手たちは炎天下の中で試合をこなすハードな大会となりました。



 大会3日目には、ヒートルール(気温40℃を超えた場合、主催側の判断で試合を中止できる規定)が適用されたり、急なスコールにより試合が中断したり、想定外な大会スケジュールに臨機応変な対応力が試される場面が何度かありました。



 選手たちはさらに過酷で、当日の最終試合が深夜0時を越える事もあり、選手のケアが深夜に及んだケースもありました。



 また、選手によっては1日に3試合をこなさなければならず、試合後には低血糖症状で倒れるといったケースにも遭遇しました。



 今大会を通して、コンディション管理の重要性を再認識するとともに、様々な状況でも対応できる経験豊富なトレーナーでいたいと改めて感じました。



 今回、このような機会を与えていただいた一般社団法人日本車いすテニス協会関係者の皆様、1週間の不在を了承頂いた寛田理事長、今田院長、飛翔会スタッフの皆様に感謝いたします。



 今後も車いすテニスの日本人選手達へのより良いサポートを行っていきたいと思いますので、応援をよろしくお願いいたします!



 最後に、今大会での日本選手の主な成績は以下の通りです。




 男子シングルス:眞田選手 ベスト8  



 男子ダブルス:三木ペア ベスト4



 女子シングルス:上地選手 準優勝  



 女子ダブルス:堂森・上地ペア 準優勝



 クァードシングルス:川野選手ベスト8 諸石選手ベスト4



 クァードダブルス :諸石・川野ペア ベスト8



 ※クァードとは3肢以上の機能障害を持つ選手が出場するクラス





シドニー1    シドニー2

会場のオリンピックパークテニスコート                女子シングルス決勝戦の様子(写真手前側上地選手)

 

シドニー3    シドニー4

女子ダブルス表彰式 (写真右より上地選手、堂森選手)         試合後のケアの様子

 

シドニー5   シドニー6

試合前のウォーミングアップの様子               お世話になった大会のメディカルスタッフと日本からのトレーナーと記念撮影

 

シドニー7

今回派遣されたコーチ、トレーナーとの記念撮影

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