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「股関節のトレーニング~ダイナミックストレッチ その3~」 大石 博暁

 ストレングス&コンディショニングコラム

2011/08/20

股関節のトレーニング



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【12】開脚チェック
この種目は、自分がどれだけ開脚できるかを確かめるために行います。床に座ってつま先を天井に向けたまましっかりと脚を開き、骨盤から上体を倒してい きましょう。スポーツ選手であれば、最低でも踵から踵の間が自分の身長よりも 開いてほしいところです。前に倒した上体は、肘がつくかどうかが柔軟性の目安になります。

【13】開脚ストレッチ1
開脚チェックと同じように両脚を開き、脚を内旋、外旋させます。つま先を内側と外側に向けることによって股関節の深層部にある筋肉(深層外旋六筋)が刺激を受け、関節の柔軟性や安定性を高めることができます。

【14】開脚ストレッチ2
開脚ストレッチ1では両方のつま先を同じ方向に動作しましたが、この種目では互い違いに動かします。片方の脚を内旋した場合は、もう一方を外旋させましょう。1との違いは、骨盤にも動きが出てくる点です。骨盤の動きが伴うと、同時に腰椎の動きも引き出され、仙腸関節と股関節を連動させながら柔軟性を高めることができます。

【15】開脚ストレッチ3
座って両膝を立てた状態から、片脚ずつ交互にリズムよく内側へ倒していきます。このとき反対側の膝をしっかりと固定し、倒さないように注意しましょう。この動作によって、深層外旋六筋に刺激を与えることができます。この3種類のストレッチを行った後、開脚チェックをすると、かなり柔軟性が高まっていることを実感できるはずです。特に試合前は、こういった実際の動作に即した動きのあるストレッチ(ダイナミックストレッチ)を行うと効果的でしょう。





ストレングスコンディショニングコラムは元男子バレーボール日本代表フィジカルコーチ 大石 博暁を始めとした、
飛翔会グループの経験豊富なスタッフが、
トレーニングについて分りやすく解説します。

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